音楽基礎

2023.7.30 / 2023.8.21

ピアノを弾くときの正しい手の形は?

この記事の監修

宮内 茶絵実

Private Music School comodo 主宰

丹羽 千夏

日本大学芸術学部卒業

ピアノ演奏のための「良い手の形」は身体に負担がかけずによく響く豊かな音を出すために大切です。
今回はピアノ演奏のための「良い手の形」で弾くための練習方法を書かせていただきます。

ぐー(にぎりこぶし)で弾くテクニック

バスティンピアノパーティシリーズでは導入段階で黒鍵を「ぐー」で弾くことから始めます。これは無駄な力を入れずに弾くためのとても大切なテクニックになります。
本来ピアノは指で弾きますが、導入段階で一音一音指を使って弾くとほとんどの人は手首が下がり、頭が下がり背中が丸くなります。そして打鍵に力が入り豊かな音を出すことができません。

実際の練習方法

この場合のにぎりこぶしとは、軽く手を握った状態です。余分な力を抜いて楽ちんなぐーは指の付け根が高くなり理想的な良い手の形になります。脇は閉めずに本人が楽ちんな姿勢をとるようにします。
まず正しい姿勢で座ったら、力を抜いて楽ちんなぐーを作ります。3つの黒鍵のグループのひとつに楽ちんなぐーをそっとのせます。ゆっくりと肩から腕の重みをその楽ちんなぐーにのせて鍵盤がゆっくりと真下に沈んでいくイメージで押さえます。

音が鳴ったら手首を少し前に押し出すようにしながら、鍵盤上ででんぐり返しをするようにぐーを動かします。その際、必ず手首から動かします。私はこれを「ねこの手」と呼んでいます。
このように手首を上手に使えるようになれば、フレーズの終わりの手首を使うテクニックもこの導入のぐーテクニックから学べます。
黒鍵で練習するのは自然なぐーの形,構えが容易にできるためです。

音の出しかた

大きな音を出したい場合はすばやく鍵盤に押し込むように弾きます。その時に本当に大きな音が鳴ったかよく聴きます。
反対に小さな音を出したい場合はゆっくりと鍵盤の奥へ沈み込むように弾き、またそれが小さい音で鳴ったのか聴きます。
いずれにしても「音を聴く」ことが大切になり、力を抜いて手首を前に押し出すように持ち上げる動きを反復することでぐーのテクニック(ねこの手)が完成します。

良い音で弾けるために

自分の鳴らした音がどんな音なのかよく聴くことが大事です。
良い音とは冒頭で書いたようによく響く豊かな音のことを言います。
乱暴な音や弱々しく頼りない音ではなくて、誰もの耳に心地よい旋律を綺麗に歌って弾ける音のことです。いつも自分の鳴らした音を自分の耳でしっかりと聴き、良い音で弾けるように常に耳も鍛えていく必要があります。

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